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北日本考古学研究センター編『地域からの考古学-弘前大学の挑戦』が第17回弘前大学出版会賞を受賞
人文社会科学部北日本考古学研究センター編『地域からの考古学-弘前大学の挑戦』が、第17回弘前大学出版会賞を受賞しました。本書は、弘前大学における考古学研究の歩みと、その成果を広く社会に紹介することを目的として刊行されたものです。
前半では、地域における弘前大学の考古学研究の役割を紹介するため、本学が所蔵する貴重な考古資料コレクションを取り上げるとともに、昭和33(1958)年の考古学研究開始以来、約70年にわたり調査・研究が続けられてきた遺跡と、その学術的成果を紹介しています。後半では、自然科学や情報科学など多様な分野との連携による学際的・創造的な研究を紹介しています。考古学は、土器や石器だけでなく、動植物遺体やDNAなど、遺跡から出土する多様な資料を対象とする学問です。過去の人々の暮らしを解明するため、実験や成分分析など最先端の研究手法を積極的に取り入れており、本書では、こうした研究が未来の社会の創造にもつながることをわかりやすく紹介しています。
令和8年7月1日、弘前大学附属図書館において表彰式が執り行われました。式には福田眞作学長をはじめ関係者が出席し、受賞者を代表して北日本考古学研究センター長の上條信彦教授が、弘前大学出版会の島田美智子編集長から表彰状を受け取りました。また、会場では、本書の表紙を飾る遮光器土偶が特別展示され、多くの来場者の関心を集めました。
今回の受賞は、地域に根ざした考古学研究の成果を広く社会へ発信するとともに、多様な学問分野との連携によって新たな学術的価値を創出している点が高く評価されたものです。北日本考古学研究センターでは、今後も地域の歴史・文化資源を活用した研究を推進するとともに、その成果を広く社会へ発信し、地域とともに新たな知の創造に取り組んでまいります。
