地域社会について自ら調査したデータをもとに実証的に考え、課題の発見と解決、地域との協働に取り組む人材を育成します。 人や社会を理解するには、書物を読むだけではなく、社会現象や人びとの行為を観察し、 インタビューやアンケートなどで調査をおこなうことが有効です。 こうした調査技術と分析手法とを身につけ、地域に生きる人びとの経験に根ざした知識や地域の将来への意識に接近していきます。 また、アクション・リサーチやファシリテーションを通じて、地域社会や地域行政と交流・議論する経験を積みます。
社会学の理論と方法、統計・情報処理の技能を身につけ、現代の地域社会が直面する諸課題を多方面に把握し、その解決に寄与することに強い関心のある人
・ 中学校教諭一種免許状(社会)
・ 高等学校教諭一種免許状(社会〔公民〕、商業)
・ 学芸員
本コースでは,一つの柱として,社会学,社会心理学,人類学などで培われた地域社会に関する理論を学び, 他方の柱として,地域を把握する統計的データ分析手法,社会調査技術,地理情報処理などのスキルを修得する。 現在,我が国全体でも,地域スケールにおいても,少子高齢化,人口減少などの課題が山積しているが, これら問題の現状を正確に捉え,将来を予測し,課題解決策を施策・事業として提案できる人材を輩出することを目指す。
英語は,必修になります。多言語は,各自の興味関心に応じて履修してください。多言語の修得単位は適宜修得単位になります。
地域行動コース担当教員の科目の履修を勧めます。
1年次前期・後期に開講される学部基本科目では,11科目のうちから,5科目(10単位)を修得する必要があります。1年次前期に開講される入門科目については,「社会学入門」,「統計学入門」,を中心に履修することを勧めます。
1年次後期に開講されるコア科目5科目のうちから,「社会調査論(必修)」を含む3科目(6単位)を修得する必要があります。
基礎科目は,10科目のうちから,7科目(14単位)を修得する必要があります。発展科目は,10科目のうちから,6科目(12単位)を修得する必要があります。
2年次後期および3年次前期・後期に開講される応用科目では,8科目のうちから,3科目(6単位)を修得する必要があります。地域フィールドワーク実習I・II(左ページのアスタリスク*付き)は,卒業研究をおこなう力を培うために,とても重要です。履修することを推奨します。
-地域行動コースで開講される授業科目は,講義,演習と実習,ゼミナール・卒業研究と相互に密接した関係をもっています。4年次での卒業研究(又は特定課題研究)を念頭において,2年次以降に開講される授業の履修計画を立ててください。基礎から応用へと科目内容は高度化しますので,系統的な履修が求められます。
-3年次以降は,教員が個別に開講するゼミナールに所属し,卒業研究(又は特定課題研究)に向けての専門的な指導を受けることになります。
選択科目は, 地域行動コース特設講義および本コースの学習内容と関連の深い他コースの授業です。学生のみなさんの関心に基づいて履修してください。
地域行動コースでは,卒業に必要な単位のうち20単位(特定課題研究を選択する場合は22単位)は適宜修得科目としています。これには本コース開講科目はもちろん,本学部の他コース・他学部の開講科目を含むことができます。教養教育科目は4単位までとします。なお,別表第6教職に関する科目及び別表第7学芸員の資格を取得するための授業科目の中の必修科目(「博物館概論」,「博物館経営論」,「博物館情報・メディア論」,「博物館教育論」を除く)は,含めることはできません。