弘前大学人文社会科学部
社会経営課程 地域行動コース


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社会調査実習 担当教員

古村 健太郎准教授

学生たちによるインタビュー

先生の専攻は何ですか?

社会心理学です。人の心が、社会の中でどのように動くか、どのようなパーソナリティーの人がどのような状況でどのように行動するのかなどを研究する学問です。私はその中でも、親密な対人関係についての研究を主に行っています。

その分野を研究しようと決めた理由を教えてください。

学部のとき社会心理学の授業を受けて、恋愛関係のことが学問の対象になることを知り、興味を抱いたのがきっかけです。自分が関心を持っていた,俗っぽいことや下世話なことが学問領域で,まじめな研究対象になることが面白いと思い、研究の道に進んでしまいました。

今はどのような調査を行っていますか?

親密な対人関係についての研究を行っています。具体的には、人はどのように恋愛関係によって不健康になるのか、失恋経験はどのように受容されるのか、恋人間の暴力を予防するための介入的アプローチは可能か、夫婦関係の精神的健康や幸福感に与える影響は何か、離婚した夫婦はどのようにして共同養育をするか、などです。その他には、東日本大震災に派遣された消防職員のストレスについての研究や高校受験が中学生の学習意欲に与える影響などを共同研究として行っていました。

ゼミナールについて伺います。先生のゼミではどんなことをやっていますか?

最初のうちは,論文や文献を読み、心理学について学びます。その後は,ゼミ生が関心を持っていることについて、実際に調査や実験をして、実証的なデータを収集してもらいます。これらの活動を通して、統計データの扱い方や理論モデルのつくり方の知識をつけながら、ゼミ生の興味・関心を尊重しながら研究にしていくつもりです。また、ゼミ生の声を大切にしながら、真剣に楽しくゼミをやっていきたいと考えています。

では、先生にとって、地域行動コースの魅力とは何でしょうか。

リサーチクエスチョンを立て、実際に外に出てデータをとり、それを分析していくというプロセスを当たり前のように行うコースは、なかなかなく、魅力だと思います。また、教員の専門が多様であることも、珍しいと思います。卒業生も様々な現場で活躍しているようですし、横の繋がりや縦の繋がりが強いのも魅力の一つではないでしょうか。

最後に、地域行動コースを目指している高校生に一言お願いします。

地域行動コースは多様性があるので、将来何をしたいのか決まっていない人にも来て欲しいコースです。やりたいことが見つかるのではないでしょうか。

専攻社会心理学
出身地北海道岩見沢市
行ったことのある国インドネシア、トルコ、オーストリア
その中で好きな国優劣をつけがたいですね。
休日の過ごし方フットサルなど
趣味フットサル,RPGゲームを少し
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