弘前大学人文社会科学部
社会経営課程 地域行動コース


MENU

社会調査実習 担当教員

増山 篤教授

学生たちによるインタビュー

先生の専攻は何ですか?

私の専門は地理情報システム(GIS)とその都市計画への応用です。かみ砕いて言うと、どこに何があるのかという情報を効率的に処理するためのソフトウェアを活用し、よりよい都市施設配置や交通環境の実現に役立てるにはどうすればよいか、といったことを考えています。

その分野を研究しようと決めた理由を教えてください。

まず、学校に行くにも、公共交通で出かけるにも、とかく不便な環境で育ったせいか、”どこに何があるといいか”ということに人よりも敏感で、それが都市計画への関心につながっています。それから、現実に都市を計画するとなったときに、なかなか論理的には割り切れない面が多いのですが、そうした中でも、なるべく論理的に物事を進めていきたいという気持ちが、地理情報システムを専門とすることにつながっています。

最後に、地域行動コースを目指している高校生に一言お願いします。

最近、ゼミ生たちと取り組みはじめたことですが、自転車によるアクセシビリティ(バイカビリティ, bikeablity)についても研究しています。近年、クルマによる化石燃料消費の抑制や体を動かすことによる健康増進を目的として、海外のいろんな都市では自転車利用が進められています。そして、多くの場合、そうした都市は、住みやすい都市にも選ばれています。冷静な気持ちで情報・データを分析し、温かい心で社会や人々の暮らしを考えたい、と言う方は、ぜひ地域行動コースの門をたたいて下さい。

ありがとうございました。

専攻地理情報科学(※2016年度は産業情報演習を担当)
弘前大学研究者総覧へ


教員一覧へ戻る

ページトップへ