これまで開催したシンポジウムでは、裁判員の「経験」について考えてきました。今年度は裁判員経験を「共有」することの意義は、どこにあるのかを考えたいと思います。
「共有」といっても、同じ裁判を経験した裁判員同士の「共有」もあるかもしれませんし、違う裁判を経験した裁判員同士でも「共有」することができる部分もあります。また、裁判員の経験を市民が「共有」することもできます。あるいは、同じ裁判を経験した裁判官と裁判員の経験の「共有」もあるかもしれません。そもそも経験を「共有」するとは、どのようなことなのかも考える必要があるかもしれません。
報告やパネルディスカッションを通じて、裁判員経験の「共有」の意義を考えてみたいと思います。
・日時:2023年11月3日(金・祝日)14:00 ~17:30
・会場:弘前大学人文社会科学部校舎4階多目的ホール
(入場無料・事前申し込み不要(オンライン参加の場合は必要))
・主催:弘前大学人文社会科学部地域未来創生センター
<プログラム>
第1部 報告「裁判員経験の共有~LJCCの活動を通じて~」
田口真義(LJCC~裁判員経験者によるコミュニティ~、裁判員経験者)
第2部 報告「裁判員の体験談をうかがい対話できる開かれた場の重要性」
飯 考行(専修大学)
第3部 パネルディスカッション「裁判員経験の共有の意義」
パネリスト:裁判員経験者、田口真義、古玉正紀(宇都宮地方裁判所)、
藏本匡成(青森地方裁判所)
コーディネーター:飯 考行(専修大学)