2021年度弘前大学人文社会科学部北日本考古学研究センター特別展開催のご案内

開催期間:2021年10月9日(土)~11月7日(日)

◇新型コロナウィルス感染拡大防止のため、社会情勢に応じて会期ならびに開館時間が変更になる場合がございます。
津軽平野東南部に位置する浅瀬石川・平川流域は、縄文時代から多数の遺跡が見つかっており、山麓では前期~中期の四戸橋遺跡や後期の環状列石が見つかった太師森環状列石があります。低地では夏に気温が上がる盆地性の平野独特の気候と、川の氾濫によって作られた平らな土地から青森県域で初めて弥生時代に水稲農耕が本格的に行われた地域です。古代以降も豊富な農産物を基盤として、津軽地域では唯一を末期古墳(8世紀後半)が多数見つかった原遺跡をはじめ、中世には曽我氏や大光寺氏など諸豪族がこの地を拠点に活動します。江戸期には黒石藩や猿賀組代官所が設置され、商業、手工業の町として発展してきました。その様子は菅江真澄の著作にも登場します。
本センターでは、令和元年度から田舎館村、平川市、黒石市との共同研究により、過去の文化財、発掘資料の整理、分析、保存処理を実施し、新たな発見も出てきています。そこで、調査成果を速報するとともに、考古資料を通時的に展示することで、この地域の日本史上における意味を概説します。本企画展は、これまで非公開だった貴重な資料をふくめ、現在までに得ている成果を一般に公開するとともに、本学の教育、研究について理解を深めます。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。


開催期間:10月9日(土)~11月7日(日)
開館時間:10:00~16:00
入場無料
期間中無休(10月30・31日を除く)
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