教員図書出版物 培養肉とは何か?(出版社:岩波書店、著者:竹内昌治、日比野愛子)

24.08.20

培養肉とは何か?(出版社:岩波書店、著者:竹内昌治、日比野愛子)

細胞を増やして作る「新しいタイプの肉」の販売が海外で始まっている。この新しいタイプの肉(培養肉、細胞性牛肉)は、環境に良いという理由で注目が集まっているが、実際に社会の中で活用していくための議論は始まったばかりである。培養肉にはどのような種類があるのか?いかなる技術が用いられているのか?日本の強みは?人々の反応は?どのような社会的影響がありうるのか?技術開発を担う研究者と社会の反応を調べる研究者がともに執筆し、テクノロジーの最新動向を分かりやすく解説した入門書である。
第1章 なぜ今、培養肉なのか?/第2章 培養肉のつくり方/第3章 培養肉への期待と不安/第4章 立ちはだかるハードルの数々
(著者の紹介)
日比野愛子:専門は、社会心理学、科学技術社会論。新しいテクノロジーが登場する際に社会とテクノロジーがどのような影響を与えあうかに関心を持ち研究を続けている。培養肉のほか、感染症シミュレーションなどの話題も扱っている。本書では、社会科学の立場から培養肉に対する日本の人々の意識の特性や実装に向けた課題を解説している。

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