北方世界で狩猟採集・交易民として独自の文化を営み、長年暮らしてきたアイヌ民族の歴史・文化・社会がわかる、初めての総合辞典です。「ひと」・「もの」・「こころ」の3部構成で、歴史をはじめ、考古資料や民具に基づく…
明の郝敬(かくけい)の『毛詩原解(もうしげんかい)』の校訂本である。郝敬(1558〜1639)、字は仲輿、湖広京山(いまの湖北省京山)の人、明代後期の儒学者・思想家。中国最古の詩集である『詩経』は、古来難解…
中国伝統医学は、早期治療、予防医学または長生術、養生法、美容術といった多方面の研究に取り組み、道教、仏教、術数学と相互連関することでユニークな文化複合体を形成した。本書では、文理横断的な視点において具体的様…
永楽帝は明朝(1368~1644)の第三代皇帝である。しかし、その即位は激烈なものであった。父帝は初代皇帝の朱元璋であり、その第4子として生を受け、第2代皇帝の建文帝との足掛け4年の内乱(靖難戦役)を征して…
14世紀から16・17世紀にかけてのアジアにおいては、明朝・ティムール帝国・オスマン=トルコ朝・ムガル朝・李朝及び室町時代の日本など、多かれ少なかれモンゴル帝国のDNAを受け継ぐ勢力が併存する世界が出現した…
16世紀に始まった宗教改革では、さまざまな考えを持つ集団が次々に生まれた。神聖ローマ帝国で「異端」「反乱者」として迫害されていた再洗礼派もその一派である。しかし、ドイツ北西部ヴェストファーレン地方の中心都市…
人口減少に転じた日本社会の行く末を、地方(自治体の)消滅と予測した増田寛也のベストセラー『地方消滅-東京一極集中が招く人口急減』(2014)の提言を真摯に受け止めた、地方在住の7名の経済学者たちによる応答で…
150年前津軽に導入したりんごはこの地でさまざまなイノベーションをへて大きく変貌してきた。青森りんごといえば「工芸品」と評されるほど格別な存在となっている。この本は品種開発や栽培、流通、加工、サポーティング…
本書は、青森県を基盤に活躍する起業家(本書では、じょっぱり起業家と呼ぶ)を事例とし、企業戦略コースの経営学関係の教員の学術的知見と、じょっぱり起業家の方々の実務的知見を組み合わせた書である。2部構成となって…
細胞を増やして作る「新しいタイプの肉」の販売が海外で始まっている。この新しいタイプの肉(培養肉、細胞性牛肉)は、環境に良いという理由で注目が集まっているが、実際に社会の中で活用していくための議論は始まったば…
恋愛は喜びや楽しみと同時に、強い悲しみや苦しみも生み出す可能性のある不思議な現象です。この不思議な現象について心理学はどのようにアプローチし、何を明らかにしようとしているでしょうか。この書籍では、日本で収集…