24.08.20
中国伝統医学は、早期治療、予防医学または長生術、養生法、美容術といった多方面の研究に取り組み、道教、仏教、術数学と相互連関することでユニークな文化複合体を形成した。本書では、文理横断的な視点において具体的様相を探り、東アジア世界に開花した医療文化の構造的把握に挑む。京大人文研拠点共同研究の成果論文集。
(著者の紹介)
劉青:専門は中国哲学史である。中国近世の道教思想や医学思想について多角的に考察している。本書において、第三篇「東アジアにおける医書の伝播」の第十章「朝鮮時代の医書と『活人心』」を執筆した。明代養生書『活人心』の朝鮮における伝播と受容について考察した。
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