教員図書出版物 人口80万人時代の青森を生きる―経済学者からのメッセージ―(出版:弘前大学出版会)

24.08.20

人口80万人時代の青森を生きる―経済学者からのメッセージ―(出版:弘前大学出版会)

人口減少に転じた日本社会の行く末を、地方(自治体の)消滅と予測した増田寛也のベストセラー『地方消滅-東京一極集中が招く人口急減』(2014)の提言を真摯に受け止めた、地方在住の7名の経済学者たちによる応答である。青森県は、早ければ2040年代前半にも、現在の人口125万人から3割も少ない80万人時代に突入することが予測されている。執筆者たちはそれぞれの専門の立場から緻密なデータ分析に基づいて、来るべき人口80万人時代を「強く、豊かに」生きていくための「手がかり」と「道しるべ」を提供する。本書は、地方の新たな可能性を追求した希望の書である。
李永俊/飯島裕胤/黄孝春/桑波田浩之/花田真一/大橋忠宏/山本康裕
(著者の紹介)
李永俊:専門は労働経済学である。人口減少問題を若者の地域間移動や地域間経済格差の観点で分析している。著書・論文多数。本書においては,人口減少が地域経済へ及ぼす影響を,労働市場を中心に述べている。

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