弘前大学人文社会科学部
文化創生課程 文化資源学コース


MENU

ゼミ・研究室紹介

西洋倫理思想史研究室/横地 徳廣(准教授)

学問的特性・意義

 「西洋倫理思想史」という学問名は聞きなれないかと思いますが、古代ギリシャ以来、欧米で主に考えられてきた「倫理学」の歴史をあつかいます。倫理学は、自己他者関係にまつわる様々な事柄を哲学する学問分野です。とはいえ、東西思想にかかわる多くの言語にふれながら、同時に日本語で勉強する西洋倫理思想史ですから、日本やアジアでつみかさねられてきた根源的思考の具体例もとりあげられます。学生のみなさんは、こうして多様な思想や文化の比較を通じて西洋倫理思想史に独自の特徴を学びます。

授業紹介

 主な勉強は、テキスト読解になります。私とは誰か、何か、その私がどうして他人を理解できるのか、私がそのなかに生きる世界はどのように成り立っているのか、こうした問題を徹底的に考え抜いた哲学者の言葉に触れます。ただし、これは、テキストのなかで構築された理想世界に酔うことでもなければ、欲に目を奪われたに現代利益社会に哲学の言葉でとりいることでもありません。複雑な世界と人間関係のなかで思考や行為をつみかさね、喜怒哀楽に満ちた私たちのありふれた生と哲学テキストの徹底的思考とを突き合わせることです。弘前大学のHPで、過去に行なわれた西洋倫理思想史関連のシラバスを確認することも可能ですから、そちらもご覧ください。

一覧へ戻る
ページトップへ