弘前大学人文社会科学部
社会経営課程 経済法律コース


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実習紹介

「自治体政策研究」紹介

 学生自らが、「弘前市が直面する具体的な課題」を発見し、現行施策の効果や限界を調査したうえで政策提案できる力を養うことを目指す、地域志向・アクティブ型の授業です。
 弘前市の「総合計画」などを手がかりに、弘前市職員のサポートを得て、受講生が主体的・計画的に調査研究活動を行っています。
 受講生の学習プロセスと調査研究の成果を学内外に発信し、地域課題の解決への貢献および教育手法の共有化を図るため、「学習成果発表会」を開催しています。

1.授業の概要

(1)弘前市の施策、総合計画を手がかりに、地域が直面する、具体的な課題を発見する。
(2)地域の課題に対して、現在、どのような政策が実施されているのかを把握する。
(3)その現行政策の効果または不十分な点を検討する。
(4)そのうえで、地域課題を解決するための政策を提案する。

2.授業の特徴

(1)テーマは、弘前市が直面するリアルな地域課題
(2)学生5名程度で構成するグループごとに行う「主体的」な活動、一人ひとりが主役
(3)課題発見からヒアリング調査・政策提案まで、調査研究プロセスの一つ一つが学びの場

3.スケジュール

10月
● 弘前市職員が「総合計画」や市の施策を説明する。
● 学生と弘前市職員とが意見交換をし、具体的なテーマ選定の手がかりを得る。

11月
● 学生グループがテーマ(課題)を選定する。
● 各グループが「調査研究活動計画」を作成し、発表する。

12月
● 実務担当部署に訪問し、ヒアリング調査を行う。
● ヒアリング調査に基づき、現行政策の効果や不十分な点を検討する。

1月
● 各グループで、弘前市職員からの助言を得ながら、具体的な政策提案を検討する。
● 学習成果発表会において、テーマの選定理由→調査プロセス→検討結果→政策提案に至る内容のパワーポイント資料を作成し、発表する。実務担当者との討論・意見交換を行う。

4.これまでの調査研究テーマの例

● 子育て・教育支援を中心とした子ども真ん中まちづくり(2023年度)
● 古民家を利用したビジネス事業(2023年度)
● 中心市街地活性化のための夜の店舗情報集約マップサイト(2023年度)
● 多世代にとって住みやすいまちづくり(2022年度)
● 積雪時の交通状況の改善(2022年度)
● 子育てしやすい街づくり(2022年度)
● Don’t Go to 県外! ひろさぎのいいどご知ってけじゃ~(大学生による高校生向け交流会)(2021年度)
● さくらまつりだけじゃない!~工芸品の街 弘前~(2021年度)
● りんご農家と大学生を繋ぐ(2021年度)
● 弘前市の環境-カラス対策について(2021年度)

5.メッセージ

 この授業では、弘前市職員さんのご協力のもと、学生が主体となって授業のコンテンツを創造します。毎年、学生皆さんのチカラでどのような授業を創り出してくれるのか、大いに期待しています。
 また、受講する学生皆さんには、グループワークの醍醐味や難しさ、自治体の仕事の面白さや大変さの一端を知ることも含め、調査研究プロセスの一つ一つを貴重な「学びの場」として、たくさんのことを収穫していってください。

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