調査地「青森県三沢市」
2019年度は、過去2ヵ年分に実施したインタビュー調査(2017年度)アンケート調査(2018年度)をさらに分析し、まとめることを目指しました。
三沢市(政策部政策調整課)と協働ですすめています。2019年度は過去2カ年分のデータを二次分析(過去メンバーの調査データを現メンバーが分析)、再分析(現メンバーの大部分の実施した調査のデータを現メンバーが分析)しました。途中段階で三沢市役所にて中間報告会をもち、その後の懇親会もふくめて政策部政策調整課の方がたと議論をしました。そのなかでは、行政の視点とはちがった大学(大学生)の視点での調査の結果をどのように政策に活かしうるか、また、行政のアンケート調査結果はどのように政策や市の取り組みに活かされているのか、などが話されました。
昨年度にひきつづき若者の進路選択について、今年度はとくに①出身高校の種別(普通科進学校・普通科進路多様校・職業高校)、②親の意向との関係、および③①②と移動パターンとの関連について分析しています。市内に普通科進学校・高等教育機関がないこと、移動パターンの特徴など、三沢市の現状を反映した結果がみられるのではないかと思います。
この結果は、調査報告書『アンケートとインタビューによる居住地決定要因の分析:出身高校、親の意向と三沢市住民の移動パターンとの関係をさぐる』にがっつりまとめられています。