調査地:弘前市内でも市街化の進んでいるエリア
マップ班では、弘前市の物的環境や社会構造に関して、フィールドワークをおこない、各班でテーマを設定しました。具体的には、坂道、歴史的建造物、飲食店、怪奇スポット、都市的雰囲気、店舗経営者の人的ネットワーク、特定業種に従事する人々のキャリア、居住者のSNS利用実態の8テーマです。そして、フィールドワークやインタビュー調査によって集めた情報・データをもとに弘前を地図で表現し分析をおこないました。
街を捉える視点の独自性を大切にした、というのが一つめの特徴です。また、調査によって収集されたデータや情報を地図という媒体に落とし込んだ、というのも私たちの班の活動の大きな特徴です。これら二つの特徴から、私たちの班で作成した地図には、インターネット検索などでは決して分からない、それでいてリアルな、弘前の街の姿が描き出されています。
私たちの調査から、物的環境に関しては、弘前の街には、まだ広くは知られていない地域資源が数多く埋もれていること、が明らかとなりました。また、社会構造に関しては、この街に住む人々の意味的世界や生活世界が明らかとなりました。