調査地:青森市津軽新城の国立療養所「松丘保養園」。ただし2020年度はCOVID-19パンデミックの影響で現地訪問はおこなえなかった。
国立療養所「松丘保養園」の機関誌『甲田の裾』バックナンバー(1930-現在)を資料にして、人びとによって残された作品をある種の生活記録とみて、国内ハンセン病政策史と照らし合わせながら、当時の療養所の雰囲気や生活のようすを読み解いていきます。
現地調査ではない方法で、人類学的な想像力をきたえること。あと、毎回みんなで自作短歌を詠みます!
① 国内のハンセン病政策の歴史を学ぶ。② 国立療養所の機関誌掲載の文芸作品(おもに短歌)の解釈から、療養所という社会の生活史の一端を明らかにする。③ 生活史に根差した資料館展示内容を考える。