人文社会科学部学生5名が北京市で研修活動を実施

 令和5年9月23〜27日、人文社会科学部企業戦略コース応用科目「スタディツアー」を履修する学生5名が授業の一環として中国北京市において研修活動を行ってきました。
 北京での研修は、主に「在中国日系企業の現状と課題」をテーマに、現地の大学との交流や市場調査を内容としています。9月24日(日)には、人文社会科学部と学部間交流協定を結んだ北京理工大学外国語学院の学生とともに「学生フォーラム」を開催し、研究成果の発表と意見交換を行いました(写真1)。9月25日(月)には、日本貿易振興機構(JETRO)北京事務所を訪問し、在中国日系企業の現状に関する講義を受講し、その後中国の日系コンビニエンス・ストアに対して市場調査を行いました。9月26日(火)には、北京大学政府管理学院の宋磊教授より「モジュール化時代における日中経済関係」をテーマに講義を受講し(写真2)、さらに北京大学にて中国の大学生活を体験しました。これらの活動を通じて、学生たちは現地にて第一線の知識と情報を吸収しただけでなく、中国の実情を肌で感じることもでき、大いなる収穫を得ました。以下に一部の学生による研修後の感想を掲載します。なお、今回の研修は弘前大学基金より学生たちの渡航費への助成を受けております。この場をお借りしてお礼申し上げます。

 学生A:「JETRO訪問や北京理工大学で開催された学生フォーラムでは議論を通して中国人の生活習慣や購買事情、日本との違いや中国側から見た日系企業の立ち位置などを知ることができ自分の知見が広がりました。北京大学の宋先生は、中国の文化を交えながら日本と中国それぞれ異なる経済発展の過程や中国において特徴的なモジュール化について講義してくださり、モジュール化や摺り合わせといった用語から、今後の日中それぞれのモジュール化と摺り合わせの応用の動向まで深く理解することができました。」
 学生B:「スタディツアーの授業で中国現地に行き、文化の違いを学ぶことができたり自身の考えが変わるきっかけになりました。渡航前は身構えていましたが、実際に現地に行くと日本人だからと言って何か不都合なことがあるわけでもなく、寧ろ中国の方は親切に対応してくださったので、現地に行かなければわからないことがあると気づくことが出来ました。」


学生フォーラム(北京理工大学にて)


北京大学宋磊教授の講義
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